七つも会議あった?『七つの会議』
初めまして。映画業界に絶望したおじさんです。
これから映画館で観た映画にかかわらず、DVD、VHSなど様々な作品について感想を書いていくので、今週末何を観ようか迷ってる方の参考材料に少しでもなればいいな、なんて思います。
おじさん自身、大学時代後半は年間800本ほど映画を観ていたものの、いざ映画を仕事にしたら観られる時間、ましてや自宅に届く郵便物すら受け取れず。
メルカリで買った商品が受け取れず出品者にバンバン返送されていき、残るのは紙切れになった不在連絡票と悪い評価だけ。。。(話もそれる)
映画なんかはもってのほかで、年が明けて本日やっと本日映画初めを果たしました。(拍手!)
平成最後!な今年初めて映画館で観た映画は『七つの会議』。
1(初)『七つの会議』:1週目
2(1)『マスカレード・ホテル』:3週目
3(初)『雪の華』:1週目
4(2)『十二人の死にたい子どもたち』:2週目
5(初)『メリー・ポピンズ リターンズ』:1週目
6(3)『ボヘミアン・ラプソディ』:13週目
7(4)『劇場版「Fate / stay night [Heaven's Feel] ll.lost butterfly」』:4週目
8(6)『刀剣乱舞』:3週目
9(5)『シュガー・ラッシュ:オンライン』:7週目
10(8)『ラブライブ!サンシャイン!! The School Idol Movie Over the Rainbow』:5週目
先週まで2週連続1位だった木村拓也主演の『マスカレード・ホテル』を抜いて1位の作品ですね。おめでとうございます!
おじさん、池井戸潤と聞くと「半沢直樹」シリーズが原作読むくらい大好きでドラマでも号泣した記憶が。。ちょうど就活が視野に入ってきた頃で、”働く”とは?の時期に丁度出会った作品だけに思いれが強いシリーズでありました。
監督の福澤克雄は「半沢直樹」他「陸王」、「下町ロケット」など”池井戸潤作品といえば”な監督で、そのドラマが好きな方ならちょっとした品質保障になりますね。
ポスターはというと・・
みん、な、、明後日を見ちまってやがる。。。
この中で面と向かって正義を語れるのは誰なのか。そこがポイントになる作品です。
重厚な会社劇なだけに演じられる役者が限られるのだろうが、まさかの”大和田常務”の顔芸オンパレードな予告。
「半沢直樹」見た人なら「あーまたその役回りでその展開か」となりそうな匂いがプンプンします。
ただ、面白いのは制作側の人たち、または池井戸潤さん自身もその点に自覚があるのかな?というところ。キャスティングのオマージュとでも言ったらいいのか、むしろ見たからこそ楽しめる展開になっています。
(そういえば本編に会議はちゃんと7つあった?(笑) )
とにっかく顔が近い。。(苦笑)
おっさんずらぶの画像だったっけこれ?
これでもわかる通り、狂言や歌舞伎、落語など伝統芸能人の出演が目立ったような今作。
比較しまくりで恐縮ですが、「半沢直樹」のようにドラマシリーズで重さを積み上げられる尺構成でないので、展開のスムーズさから来てしまう軽さを、キャスト陣の風格や重厚さで補強したのかなと思いました。
中でも野村萬斎の立ち振る舞いは流石で、まっすぐ立っている時、腕が胴体から微妙に浮いている感じは他の俳優にはなく、独特の雰囲気を放っていました。
観終わってから考えると、この作品のキーワードは個人的には「正義」より「繋がり」かなと思いました。
それは良くも悪くも、企業として縦に受け継げば”体質”となり、文字通り社員同士を結ぶ特別な関係でもあります。
作中に出てくる!?ドーナッツもセブンイレブンで売っているようなのでそちらもお見逃しなく。
あ!!!役所広司!!!!!
2019,02,05,(★★★☆☆)